引っ越しや冷蔵庫の故障で、新しい冷蔵庫が必要になった時、今まで使っていた冷蔵庫の中身をどこに保管しますか?
多くの人はクーラーボックスを使うことが多いかもしれませんね。
さらに、最近の電気代の値上がりで、少しでも節電したいと考える人もいるでしょう。
そんな時に、クーラーボックスが冷蔵庫の代わりになると便利ですよね。
でも、冷蔵庫には冷凍室もありますよね。
クーラーボックスは冷凍庫の代わりとして使えるのでしょうか?
そして、クーラーボックスで冷凍状態をどれくらい保つことができるのでしょうか?
今回は、これらの疑問について調べたので、一緒に見ていきましょう!
クーラーボックスって冷凍庫の代わりになる?
結論から言うと、
・クーラーボックスは基本的に冷凍庫の代わりにはならないけれど、種類によってはある程度冷凍庫として使えるものもある
・ただし、冷凍庫と同じレベルの冷却効果はあまり期待できないかもしれない
詳しく説明しましょう。
あくまで一時的な対策として使うことを忘れずに、クーラーボックスはクーラーボックスとしての役割を理解しておきましょう。
クーラーボックスはアウトドアで大活躍しますが、実はそれ以外でも役立つ場面があります。
例えば、冷蔵庫が家にない時です。
冷蔵庫が壊れたり、引っ越しで新しい冷蔵庫が届くまでの間など、冷蔵庫が使えないタイミングが発生することがありますよね。
特に壊れた場合、冷蔵庫の中の食品や飲み物をどうするか困ります。
そんな時に頼りになるのがクーラーボックスです。
冷蔵庫の中身を一時的にクーラーボックスに移しておけば、食品や飲み物が傷むのを防ぐことができます。
でも、クーラーボックスは冷凍庫の代わりになるのでしょうか?
冷凍庫は冷蔵庫よりもずっと低い温度を保たなければならないので、クーラーボックスを冷凍庫代わりに使うのは長時間は難しいかもしれません。
ただし、クーラーボックスの種類や材質によっては、ある程度冷凍庫の代わりとして使えるものもあります。
クーラーボックスにはソフトタイプとハードタイプがあり、材質によって保冷時間も異なります。
しかし、冷凍庫と同じ性能を期待しすぎないようにしましょう。
クーラーボックスで冷凍状態はどれくらい保てる?
クーラーボックスに冷凍したものを入れた場合、どれくらいの時間冷凍状態を保てるのでしょうか?
先ほども少し触れましたが、クーラーボックスの種類や材質によって保冷時間は異なります。
まず、ソフトクーラーボックスよりもハードクーラーボックスの方が保冷時間が長いです。
それでは、それぞれの材質ごとの保冷時間の目安を見てみましょう。
●ソフトクーラーボックス
- アルミニウム:10~14時間
- EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂):11~15時間
- ポリエチレン:12~16時間
- ポリウレタン:15~19時間
●ハードクーラーボックス
- 発泡スチロール:66~76時間
- ポリウレタン:82~96時間
- 真空断熱パネル:88~126時間
ただし、これらの時間はあくまで保冷効果が期待できる目安です。冷蔵はできても、冷凍状態をキープするのは難しいかもしれません。
少しでも冷凍庫に近い状態を保ちたいのであれば、保冷力に優れたクーラーボックスを検討するのも良いでしょう。中には1週間も氷が溶けないクーラーボックスもあります。
長期間クーラーボックスを冷凍庫代わりに使いたい場合は、そういった高性能なものを選ぶと良いでしょう。
クーラーボックスって冷凍庫の代わりになるの?まとめ
ここまで、クーラーボックスは冷凍庫の代わりになるのかをご紹介しました。
クーラーボックスを冷凍庫として使うことはできますが、多くのクーラーボックスは冷凍庫ほどの保冷力はありません。
そのため、長時間にわたって冷凍庫の代わりに使うのは難しいかもしれません。
クーラーボックスの保冷力は、種類や材質によって大きく異なります。
基本的にハードクーラーボックスの方が保冷力が高いですが、それでも4日程度が限界です。
もし、長期間クーラーボックスを冷凍庫代わりに使う予定なら、保冷力が優れたものを選ぶことをおすすめします。
中には1週間も氷が溶けないクーラーボックスもありますので、そういったものを使うとより安心です。
また、こまめに保冷剤や氷を追加できるのであれば、一般的なクーラーボックスでも問題ないでしょう。
クーラーボックスを冷凍庫代わりに使いたい場合の参考になれば嬉しいです。