寒い冬が終わり、暖かくて快適な季節がやってきましたね。
日差しも強くなり、帽子が必需品です。
でも、いざお散歩に出かけようと帽子を取り出したら「色が薄くなってる…」なんてこと、ありませんか?
特に黒やネイビーなどの濃い色の帽子だと、色褪せが目立ってしまって使いにくくなりますよね。

私もお気に入りの帽子が色あせてしまった経験があります。
まだ使いたかったのに、見た目が悪くなって結局捨ててしまいました…
でも、もし色が落ちた帽子を元通りにできたら、大好きな帽子を長く使えて嬉しいですよね!
そこで今回は、色褪せた帽子を元気に蘇らせる方法について調べてみました。
・手洗いで汚れを取り除く
・染料スプレーで色を復活させる
また、そもそも色が褪せないように対策をとることも有効です。
・使用前に防水スプレーやUVカットスプレーをかける
・汚れがついたらすぐに落とす
これから詳しくご紹介します。
色が落ちた帽子を元に戻すには
色があせた帽子を復活される方法についてご紹介します。
汚れを取り除く
まずは帽子の汚れを落としましょう。
洗濯機を使うと形が崩れたり、ダメージが大きくなるので、手洗いがおすすめです。
用意するものは以下です:
- 洗面器(洗面台に水をためてもOK)
- 中性洗剤
- タオル
- ザル(あれば便利)
次に洗い方です。
・ぬるま湯に中性洗剤を適量混ぜ、帽子を浸して優しく押し洗いします。
・汚れがたまりやすい部分や細かい部分は、使い古しの歯ブラシなどで優しくこすって汚れを落とします。
・その後、洗濯液を捨てて2〜3回水を替えながらすすぎます。
・洗剤が残らないようにしっかり流しましょう。
・すすぎ終わったら、タオルで帽子を包んで水気を切ります。
・その後、風通しの良い日陰で乾燥させます。
・サイズに合うザルがあれば、それに帽子をかぶせて干すと形が保たれて干しやすくなります。
これで洗濯は完了です!
染料スプレーで色を復活させる
色が落ちた帽子を元に戻すには、染料スプレーを使って染めるのが効果的です。
「染めQ」というスプレーがおススメです。

「染めQ」は、色褪せたものを再び染め直せるスプレーです。
カラーバリエーションが豊富で、染め直したいアイテムにぴったりの色を選べます。
- ナノ粒子が素材の表面にしっかりと密着し、染めたような仕上がりを実現します。
- 引っ張ったりねじったりしても、剥がれたり割れたりしません。
- 超速乾性があり、作業性が優れています。
- 革製品のカラーチェンジや、古く色あせたものの補修に最適です。
では実際に染めてみましょう!
必要なものは以下の通りです。
- 染めQスプレー
- 新聞紙など、下に敷くもの
- 必要に応じてマスキングテープ
- 染めたくない部分(ロゴマークなど)がある場合は、マスキングテープでしっかりカバーしましょう。そのまま染めてもOKな場合はそのままで大丈夫です。
- 屋外に出て、地面にスプレーがつかないように新聞紙などを敷いて準備します。
- 他にもスプレーがつきそうな場所や服なども適宜カバーしておきましょう。
- 帽子から約15cm離してスプレーをかけます。手を上下に動かしながら、全体に均一にスプレーがかかるようにしましょう。
- 染めムラができないように、何度も均一にスプレーを繰り返します。
- 乾燥させます。
ムラなく染まっていれば、完成です!お疲れ様でした!

リフォーム店・クリーニング店に依頼するのも手

見た感じ簡単そうだけど、ちゃんと自分でできるかちょっと心配かも…
そんな時は、帽子のリフォームやクリーニングをしてくれるお店に頼むのも一つの方法ですよ。
少し費用がかかるかもしれませんが、プロに任せれば仕上がりはバッチリです。
色褪せの修復はもちろん、UVカット加工や撥水加工などのオプションも付けられることがあります。
特に汚れがひどい帽子やお気に入りの帽子は、プロの力を借りてみるのもいいかもしれませんね。
そもそもどうして色が落ちてしまうのか?
色褪せが起こる原因としては、
・汗のシミ
・紫外線
・ホコリや汚れの酸化
この3つが主な理由とされています。
汗のシミ
帽子をかぶると、思った以上に頭に汗をかき、それが帽子の中で蒸れて吸収されます。
さらに、頭皮から出る汚れや皮脂も帽子に付着します。
これが繰り返されると、汗や汚れが酸化して汗ジミとなり、色褪せの原因になります。
汗や皮脂は帽子の繊維に染み込み、雑菌が繁殖して帽子の劣化を早めてしまいます。
紫外線
人の肌が紫外線で日焼けするのと同じように、帽子も紫外線の影響を受けます。
紫外線によって帽子の繊維が化学変化を起こし、変色して色褪せてしまいます。
染料によっては紫外線に非常に弱いものもあり、直射日光を避けることが重要です。
ホコリや汚れの酸化
帽子をかぶっていると、ホコリや砂、空気中の汚れが少しずつ積もり、それが酸化することで色褪せの原因になります。
また、漂白剤による色落ちや、雨に濡れたまま放置してしまい、その雨に含まれていた汚れが影響して色褪せてしまうこともあります。
色褪せを防ぐにはどうしたらいいの?
帽子を復活させる方法はわかりました。
でも、最初から色褪せないようにできたら、それが一番ですよね。どうやったら帽子の色褪せを防げるのでしょうか?
帽子を使う前に、防水スプレーを表と内側にシュッと、UVカットスプレーを表面にシュッと吹きかけてコーティングしましょう。
防水スプレーで汗や雨などの水分や汚れを弾き、UVカットスプレーで紫外線から帽子を守ることができます。
最近では布製品用のUVカットスプレーも販売されていますよ。
汗をたくさんかいたり、汚れてしまったときは、中性洗剤を混ぜた洗濯液で湿らせたタオルなどを使って、叩くようにして汚れを落としましょう。
こういった日々のお手入れが、帽子を綺麗なままで使い続けるために大切なのです。


色褪せた帽子を元通りにする方法とは?まとめ
ここまで、色が褪せてしまった帽子を元通りにする方法についてご紹介しました。
・手洗いで汚れを取り除く
・染料スプレーで色を復活させる
・使用前に防水スプレーやUVカットスプレーをかける
・汚れがついたらすぐに落とす
これを知っておけば、お気に入りの帽子を捨てる必要なんてなく、綺麗なまま使い続けられそうですね!
私もクローゼットの奥に眠っている帽子を復活させてみようと思います!
日差しが強くなる季節に備えて、今のうちに帽子のお手入れをして、真夏の太陽に万全の準備で立ち向かいましょう!