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お正月に飾る鏡餅の意味とは?なぜ二段なの?詳しく紹介

冬の気にコレ!

新年を迎える前に飾る「鏡餅」。毎年何となく飾っているけど、実は子どもに「なんで鏡餅って言うの?」とか「どうして飾るの?」と聞かれたことがあるんです。

でも、答えられなかったんですよね…

同じように答えられない人、他にもいるんじゃないかな。

子どもの前でカッコ悪いところは見せたくないし、大人としてちゃんと知っておきたいですよね。

そこで、来年のためにも詳しく調べてみました!

お正月に飾る鏡餅の意味とは?なぜ二段なの?詳しく紹介 まとめ
  • 鏡餅は神様にお供えするお正月飾りで、名前の由来は昔の鏡「銅鏡」の形に似ていることから。
  • 鏡餅の丸い形は家庭円満を象徴し、餅を重ねることは1年を祝う意味を持つ。
  • 橙(だいだい)は家系代々の繁栄を象徴し、扇は家の繁栄、御幣は魔除けと繁栄を願う。
  • 四方紅は災いを払う、裏白は夫婦円満と家系繁栄、三方は礼儀を示す。
  • 昆布は「よろこぶ」の語呂合わせ、搗栗は縁起をかつぐ、海老は長寿、串柿は繁栄を象徴。
  • 鏡餅はリビングや神棚などに飾り、供える方角は恵方、南向き、東向きが良い。
  • 鏡餅は年末の28日までに飾り、1月11日の鏡開きに木槌で割って食べる。
  • 鏡餅が二段重ねなのは月と太陽、陰と陽を表し、福と徳が重なる願いも込められている。
  • 橙は家族の繁栄と健康を願う象徴で、平安時代から鏡餅に飾られてきた。
  • 橙はミカン科の果物で、酸味と苦味が強く、調味料や漢方薬に使われる。

これから詳しくご紹介します。

鏡餅って何?名前の由来は?

鏡餅とは、神様にお供えするお正月飾りのこと。

一般的には「お供え」とも言いますが、「鏡餅」という言い方がポピュラーです。

その名前の由来は「鏡」にあります。

昔の鏡は「銅鏡」と呼ばれる丸い青銅製のもので、剣・玉(まが玉)と並んで三種の神器の一つとされ、神事に使われてきました。

その銅鏡の丸い形が餅と似ていることから「鏡餅」と呼ばれるようになったんですよ。

また、鏡餅の丸い形は家庭円満を象徴し、餅を重ねることは1年を祝う意味も持っています。

鏡餅の飾りにはどんな意味があるの?

鏡餅はお正月を迎えるための飾りという印象がありますが、実際には年神様をお迎えするためのものです。

飾るもの一つ一つにも意味があります。

橙(だいだい)

鏡餅の一番上に乗っているのはミカンではなく、橙(だいだい)です。

橙は一度実がなると落とさずに次の年も新しい実をつけます。

この繰り返しが家系代々の繁栄を象徴しています。

橙の後ろにある扇は、末広とも呼ばれ、家が末長く繁栄するようにとの願いが込められています。

御幣(ごへい)

紅白の紙で、赤い色には魔除けの意味があります。四方に手を広げて繁栄を願う意味もあります。

四方紅(しほうべに)

お餅の下に敷かれた赤い縁取りの紙で、天地四方の神を拝み、災いを払って1年の繁栄を願います。

裏白(うらじろ)

緑色の常緑樹のシダで、葉っぱが左右対称に生えていることから夫婦円満を象徴しています。

また、古い葉と新しい葉が共存することから家系代々の繁栄も意味します。

三方(さんぽう)

鏡餅を乗せる台で、神様に供える際の礼儀を示しています。

昆布

よろこぶのごろ合わせ。

古くは昆布の事を「広布」(ひろめ)と言い、喜びが広がります。

搗栗(かちぐり)

ゆでて干した栗の実。

搗栗の語呂で縁起をかついでいます。

海老

腰が曲がるまでの長寿を祈ります。

串柿

柿は「嘉来(よいことがやってくる)」に通じる縁起もので、また、財(たから)が串で刺したように集まる
とも言われます。

譲葉(ゆずりは)

新しい葉が大きくなってから古い葉が落ちるので、代々家系が上手く繋がっていく事を表します。

鏡餅を飾る場所

年神様の依り代である鏡餅を供える場所は、お供えした場所に依りついてくださいますので、いくつもお供えしてもいいですよ。

メインの大きな鏡餅は、リビングや床の間。

神棚や仏壇に小さめの鏡餅、
他にも、キッチン・玄関・寝室・書斎・子供部屋など、年神様に来ていただきたい場所にお供えします。

供える方角は、その年の恵方、または南向き、または東向きが良いと言われています。

鏡餅を飾る時期と食べ方

鏡餅は年末の28日までに飾るのが良いとされています。

それ以降でも構いませんが、29日は「九(苦)もち」と言って縁起が悪いので避けましょう。

そして、飾るのは1月11日の「鏡開き」まで。この日は地域によって異なる場合があります。

鏡餅は木槌で叩いて割るのが一般的で、包丁などの刃物を使うのは縁起が悪いとされています。

年神様が与えてくださった力を家族みんなでいただきましょう。

これで子どもたちに聞かれても、しっかり説明できますね!

鏡餅が二段重ねの理由

皆さん、鏡餅って丸いお餅が二つ重なっているのを見たことがありますよね?

先ほどご紹介した通り、鏡餅が丸いのは、昔の青銅製の丸い鏡「銅鏡」に似せて作られているからなんです。

これは、神様の力が宿る象徴なんですよ。

そして、鏡餅が二段になっているのには理由があります。

これは月と太陽、陰と陽を表していて、円満に年を重ねるという意味が込められています。

また、「福と徳」が重なるようにとの願いも込められているんです。

地域によっては、三段重ねの鏡餅もあるそうですよ!

鏡餅に乗っているのはみかんではなく橙!なぜ乗せるの?

鏡餅の上に飾られているのは、一見みかんに見えるけれど、実は「だいだい」という特別な果物なんです。

このだいだい、見た目はみかんにそっくりだけど、実際には全然違うものなんですよ。

だいだいは、日本のお正月の飾りとして大切にされていて、鏡餅の上に飾るのは長い歴史を持つ伝統です。

だいだいの歴史は古く、中国から日本に伝わったとされています。

この果物の名前が「代々」と聞こえることから、家族が代々続くようにという願いが込められています。

また、だいだいは実が熟しても木から落ちにくく、新しい実と古い実が一緒に木に残ることから、「代々栄える」という意味も持っています。

鏡餅にだいだいを乗せる習慣は平安時代にまでさかのぼるとされ、この習慣は日本の家庭で代々受け継がれてきました。

だいだいは、その美しい見た目だけでなく、家族の繁栄と健康を願う象徴として、多くの日本家庭で大切にされています。

こうして、鏡餅の上に乗せられるだいだいは、ただの飾りではなく、深い歴史と文化的な意味を持つ縁起の良い果物です。

新年を迎える際には、このだいだいを見て、家族の健康と繁栄を願うことが大切です。

そもそも橙とは

だいだいは、ミカン科ミカン属の果物で、インド・ヒマラヤ地方が原産です。

ビターオレンジやサワーオレンジとも呼ばれ、その高い香りが特徴です。

しかし、味は酸味と苦味が強く、一般的なみかんとは違います。

だいだいは、そのまま食べるよりも調味料や漢方薬として使われることが多いです。

また、だいだいは木になっても実が落ちにくい性質があり、これが縁起物としての価値を高めています。

お正月に飾る鏡餅の意味とは?なぜ二段なの?詳しく紹介 まとめ

ここまで、鏡餅についてご紹介しました。

お正月に飾る鏡餅の意味とは?なぜ二段なの?詳しく紹介 まとめ
  • 鏡餅は神様にお供えするお正月飾りで、名前の由来は昔の鏡「銅鏡」の形に似ていることから。
  • 鏡餅の丸い形は家庭円満を象徴し、餅を重ねることは1年を祝う意味を持つ。
  • 橙(だいだい)は家系代々の繁栄を象徴し、扇は家の繁栄、御幣は魔除けと繁栄を願う。
  • 四方紅は災いを払う、裏白は夫婦円満と家系繁栄、三方は礼儀を示す。
  • 昆布は「よろこぶ」の語呂合わせ、搗栗は縁起をかつぐ、海老は長寿、串柿は繁栄を象徴。
  • 鏡餅はリビングや神棚などに飾り、供える方角は恵方、南向き、東向きが良い。
  • 鏡餅は年末の28日までに飾り、1月11日の鏡開きに木槌で割って食べる。
  • 鏡餅が二段重ねなのは月と太陽、陰と陽を表し、福と徳が重なる願いも込められている。
  • 橙は家族の繁栄と健康を願う象徴で、平安時代から鏡餅に飾られてきた。
  • 橙はミカン科の果物で、酸味と苦味が強く、調味料や漢方薬に使われる。

参考になれば嬉しいです。

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