紅秀峰というさくらんぼの品種をご存じですか?
実は紅秀峰は、誕生してからまだ約20年の新しい品種なんです。そんなに新しい品種なら、知らなくても当然ですよね。
今回は、その紅秀峰の味や旬の時期など、新しいさくらんぼの品種について詳しく調べてみました!
これから詳しくご紹介します。
紅秀峰とはどんなさくらんぼ?
まず、読み方は「べにしゅうほう」です。ちょっと読み方が難しいさくらんぼの品種ですよね。
紅秀峰は、1979年(昭和54年)に山形県園芸試験場で佐藤錦と天香錦を掛け合わせて、その中から優れたものを選んで育てたものなんです。
そして、1991年(平成3年)11月に品種登録されたばかりなので、まだ新しい品種なんですよ。
さくらんぼって、新しい品種がなかなか出てこない果物なんです
さくらんぼと言えば、今でも多くの人が佐藤錦を思い浮かべるのではないでしょうか。
でも、実は佐藤錦って大正や昭和初期に開発された品種なんです。
例えばイチゴの場合、古い品種は淘汰されて新しい品種が主役になっていることが多いですよね。
「女峰→とちおとめ→あまおう」といった具合に、次々と新しい品種が登場しています。
しかし、さくらんぼの世界ではそうした流れがあまり見られません。
そのため、今でも佐藤錦が代表的な品種として君臨しています。
このままではさくらんぼの未来が心配ですよね。
だからこそ、これからは佐藤錦を超えるような新しい品種がどんどん登場してほしいと願っています。
紅秀峰もその一つとして期待されています。
新しい品種が増えることで、さくらんぼの魅力がさらに広がるといいですね。
紅秀峰の味の特徴は?
紅秀峰は酸味が少なく、甘みが強いのでとても食べやすいさくらんぼです。
佐藤錦と比べると酸味がかなり控えめなので、特に子供や女性には紅秀峰の方が好まれることが多いようです。
さらに、紅秀峰は佐藤錦よりもひとまわり大きく、1粒が約9グラムにもなります。
このため、果肉がしっかりしていて歯ごたえも良く、10粒も食べればお腹がいっぱいになるほどです。
そのため、男性でも一度にたくさん食べるのは難しいかもしれません。
また、他のさくらんぼと比べて果肉がしっかりしているので、日持ちが良いのも特徴です。
小さな粒だと物足りなく感じてしまうことがありますが、紅秀峰の大きな粒はその点でも満足感があります。
私自身も、粒の大きい紅秀峰に魅力を感じています。
紅秀峰のさくらんぼは、食べ応えがあり、甘さも十分で、まさにさくらんぼの新しいスタンダードになり得る存在だと思います。
紅秀峰の生産量と、主にどの県で栽培されているのか?
紅秀峰の主な産地は山形県です。他にも山梨県、青森県、北海道などで栽培されています。
実は、紅秀峰に限らず、さくらんぼ全般は山形県で多く栽培されています。
例えば、佐藤錦などの有名なさくらんぼも、国内生産の約80%が山形県で作られています。山形県はさくらんぼの一大産地なんですね!
紅秀峰の美味しい時期はいつ?
紅秀峰の旬は6月下旬から7月上旬です。
さくらんぼ狩りに行くなら、山形県や山梨県では6月下旬がオススメです。
ただし、雨に当たると果肉が割れることがあるので、ハウス栽培でない場合は梅雨前に行くと良いですね。
佐藤錦の旬は少し早めなので、佐藤錦を逃した人が紅秀峰を楽しむことも多く、そこから紅秀峰のファンになる人も増えています。
紅秀峰というさくらんぼの美味しい時期と味わいはどんな感じ?まとめ
ここまで紅秀峰についてご紹介しました。
紅秀峰は佐藤錦と同様に、お中元やプレゼントにぴったりです。
どちらも美味しいですが、高級感のある佐藤錦の方が人気があります。
でも、大粒で酸味が少なく甘みが強い紅秀峰も最近人気が出てきているので、どちらも魅力的です。
人それぞれ好みがあるので、いろいろ食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。
ちなみに、さくらんぼは小さいけれど栄養満点なんです。
高血圧予防になるカリウムや疲労回復に良いミネラルやビタミンが含まれています。
他にも、貧血や冷え症に効く鉄分や、お肌のトラブルや疲れ目に効果的なカロチンなども含まれているので嬉しいですね。
小さいのでたくさん食べるのは難しいですが、いろんな成分がバランスよく入っていて身体に良い果物です。